こころの声はかく語りき

それは恋とか愛とかの類いではなくて。ただひたすらに君がすき

私から見た星の王子さま。

NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTOお疲れさまでした。絶賛カルテットロス中の私は毎日アルバムをヘビロテしてて余韻に浸っておる。はい。

骨の髄までカルテットに侵食された私は忘れないようにぼちぼちライブの感想をつぶやいてはいるが、加藤さんのソロ、星の王子さまだけは軽率につぶやけない。「やばいやばいかっこいい!声やばい耳が妊娠するわ!!待て待て待て振り付けかわいいんだけど!ペンライトずるい!!!好きすきすき無理死ぬわ(以下略)」っていう脳みそが小学生レベルの感想は5億回くらい言った気がする。
冷静になって考えたらいや待てよ!我らが星の王子さまこと加藤シゲアキはそこらへんの男とは違うんだ!これ絶対なんか物語があるに違いない!あー深読みしたい!本当は深読みやめようと思ったけど出来なかった。なぜなら作り手は加藤シゲアキさんだから、私はやるしかないんだ..
 
(でははじめますが、これ10000000%ただの私から見た星の王子さまであり、なんの根拠もない単なる深読みした結果というか妄想です。お気に障るようなことがございましたら、躊躇することなくページをそっと閉じてください。)
 
朗読から始まる加藤さんのソロ。まさに加藤さんしかできない演出。少なくとも今までライブ中に本を朗読するジャニーズはいないと思う。
ちょっと前にツイッターで呟いたように、今回加藤さんのソロは1人で4役(もしくは5役)を演じてる。その4役は王子さま、渡り鳥、飛行士とアイドル加藤シゲアキ。もうひと役は星の王子さま」を読んでくれる人物、見た人がどう捉えるかによって違ってくる。親かもしれないし、星の王子さまの原作者サン=テグジュペリさんかもしれないし、実際にステージ上で読んでくれてる加藤さんかもしれない。(ちなみに私はその読んでくれる人物は目の前にいる加藤さんだと捉えてる)
 
冒頭の朗読
本を片手で持つ加藤さんはこう言いました。「〜本当に大切なことは、目で見ただけじゃわからないんだ」、サン=テグジュペリさん原作星の王子さま、そして歌詞にも出てくる「Invisible to the eye」の和訳。星の王子さまの代名詞と言っても過言ではないワンフレーズでソロの幕を開けた。ここの役は星の王子さま」を読んでくれる人物、つまり加藤さん
Aメロの終わり「Let's go and catch the beautiful sunset」から、加藤さんの役は王子さまに変わる。原作星の王子さま(オリジナル版36ページ)に王子さまはこう言いました「ぼくね、日の暮れるころが、だいすきなんだよ。きみ、日の沈むとこ、ながめにいこうよ......」王子さまは夕日を探すために旅に出るんだ。王子さまとなった加藤さんはバラの被り物したジュニアたちに持ち上げられ、バラの星(メンステ)から離れ、旅をする。原作星の王子さま(オリジナル版52ページ)にバラは王子さまにこう言いました「〜もうよそへいくことにおきめになったんだから、いっておしまいなさい、さっさと」原作もソロも王子さまに旅をさせたのは他でもない バラだというのがおもしろく感じる。
バラは加藤さんを下ろし、花道には星の被り物したジュニアたちが待ってる。花道を通る加藤さんは旅する王子さまを彷彿させる。
サビに入り、「渡り鳥の旅へ」の歌詞に、加藤さんは鳥が羽ばたくような動きをした。ここの役は王子さまではなく、渡り鳥だと思う。加藤さんは旅に出る側であり、旅をさせる側でもある。
 
光を灯すアイドル加藤シゲアキ
見せ場の一つ「星の光をいま」、加藤さんは「ふっ」と息を会場に吹きかけた。無線制御で消されたペンライトの光は一斉につき、まるで星の王子さまの魔法にかかったように会場は星空と早変わり、幻想的かつ王子さまっぽい演出に胸キュン。ここの役は王子さまでも渡り鳥でもなく、アイドル加藤シゲアキだ。
 
この曲は星にまつわるフレーズが多い。その「星」とは何か?私はNEWSだと思う。NEWSだけではなく、NEWSファン、NEWSとNEWSファンが一緒に作ったこの空間でもあると思う。NEWSは加藤さんの居場所、帰る所。NEWSの一員として活動してる加藤さんはどこまでもアイドル、劣らない光を放ち、眩しい笑顔で私たちの心を照らす存在、まるで北極星のような道しるべなのだ。まさに「In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. 」=「ぼくは、あの星のなかの1つに住むんだ。その1つの星のなかで笑うんだ。
ソロが終盤に入り、さっきのペンライト芸で私はすっかり放心状態になり、気づいたら泣いていた。
 
最後のパート「心の勇敢 軌跡に綴れ 時の冒険 果てるまでいざ進め!」ここも加藤シゲアキご本人役。「心の勇敢 軌跡に綴れ」今までガムシャラに、必死に、もうあとがないっていう気持ちで一生懸命やってきたことはすべて軌跡となり、綴られた軌跡は決して消えないし誰も消せない。
「時の冒険 果てるまでいざ進め!」冒険、アイドルはいつだって冒険してる。どうなるかわからないが、とにかく恐れずに挑戦するのみ。果てるまでとはどこなのか?NEWSがめざしてるてっぺんだと思う。「絶対この4人でてっぺんまで行く」っていうのはNEWS4人が何度も何度も口にした目標。オーラスの挨拶で加藤さんはこう言いました「〜4人のNEWSはまだ完成していません。高いところ、めっちゃ高いところめざして頑張って行くので、応援よろしくお願いします。」私は確信した。NEWSは行く、絶対この4人で果てるまで進むって。
 
最後の朗読
星の王子さまからの引用ではなく、サン=テグジュペリさんの名言の一つ「〜愛することはね、それは見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見ることなんだよ きみなら わかるだろ」それは加藤さんからNEWS、そして私たちへのメッセージではないかと思ってる。NEWSがこれから進む方向、めざしてる所まで共に歩もう、夢を一緒に叶えていこうっていうメッセージ。
 
不器用ながらも精いっぱい愛を伝えようとするアイドル加藤シゲアキは愛おしい。私は果てるまでNEWSと同じ方向を見ていたい。